確定申告をスムーズに進めるためには、マイナンバーカードの取得と活用が欠かせません。特に、電子申告(e-Tax)を利用する際には、マイナンバーカードが必要になります。また、マイナンバーカードを持っていると、確定申告だけでなく、さまざまな行政手続きをオンラインで簡単に済ませることができます。ここでは、マイナンバーカードの取得方法や活用方法について詳しく解説します。
マイナンバーカードとは?
マイナンバーカードとは、12桁の個人番号(マイナンバー)が記載された顔写真付きの身分証明書です。ICチップが内蔵されており、オンラインでの本人確認や各種手続きに利用できます。
✅ マイナンバーカードの主な機能
- 本人確認書類として使える(運転免許証の代わりにも)
- e-Tax(電子申告)での電子署名に利用できる
- コンビニで住民票や印鑑証明書を取得可能
- 各種行政サービスのオンライン申請が可能
マイナンバーカードを取得するメリット
✅ ① e-Taxで確定申告が簡単になる
- 青色申告の65万円控除を受けるためには、e-Taxの利用が必須
- e-Taxを利用すれば、税務署に行かずにオンラインで申告可能
✅ ② 確定申告の手間が大幅に減る
- マイナポータルと連携することで、ふるさと納税の控除申請などが簡単にできる
✅ ③ マイナポイントでお得に活用できる
- マイナンバーカードを取得すると、マイナポイントを活用して最大5,000円分のポイントがもらえる(※キャンペーン期間中)
✅ ④ 健康保険証としても利用できる
- マイナンバーカードを健康保険証として登録すると、病院での手続きがスムーズになる
✅ ⑤ さまざまな公的手続きがオンラインで完結
- 住民票や印鑑証明書の取得がコンビニで可能
- 転出・転入届などの行政手続きをオンラインで申請できる
マイナンバーカードの取得方法
マイナンバーカードは、無料で申請・発行できます。以下の手順で取得しましょう。
✅ STEP 1:申請方法を選ぶ
- オンライン申請(スマホ・PC)
- 郵送申請(市役所から送られてくる申請書を利用)
- 市役所の窓口で申請
✅ STEP 2:必要事項を入力し、顔写真をアップロード
- スマホで顔写真を撮影し、申請フォームにアップロードする
✅ STEP 3:交付通知書が届いたら、市役所で受け取る
- 申請から約1ヶ月で交付通知書が郵送される
- 通知書と本人確認書類を持って、市役所で受け取る
📌 ポイント
- 受け取りの際には、暗証番号(4桁+6桁以上)の設定が必要
- 申請から受け取りまで1ヶ月程度かかるため、早めに申請するのがおすすめ
マイナンバーカードの活用方法
① e-Taxで確定申告をする
マイナンバーカードを使えば、確定申告の手続きをオンラインで完結できます。
📌 必要なもの
- マイナンバーカード
- ICカードリーダー(パソコンの場合)または対応スマホ
- 国税庁の「確定申告書等作成コーナー」
📌 申告方法
- e-Taxのサイトで必要な情報を入力
- マイナンバーカードで電子署名を付与
- そのままオンラインで送信すれば完了
② マイナポータルと連携して手続きを簡単にする
マイナンバーカードを「マイナポータル」と連携すると、以下のような手続きをオンラインで簡単に行えます。
✅ ふるさと納税のワンストップ特例申請
- これまで紙で提出していた申請書が不要になり、オンラインで手続き可能
✅ 年金情報の確認
- ねんきんネットと連携して、自分の年金記録を確認できる
✅ 子育て支援の申請
- 児童手当の申請などがオンラインで可能
📌 利用方法
- 「マイナポータル」アプリをインストールし、マイナンバーカードでログイン
③ コンビニで住民票を取得する
マイナンバーカードを使えば、役所に行かなくてもコンビニで住民票や印鑑証明書を取得できます。
✅ 利用可能な書類
- 住民票の写し
- 印鑑登録証明書
- 所得証明書・課税証明書(自治体による)
📌 利用可能なコンビニ
- セブンイレブン
- ローソン
- ファミリーマート など
📌 利用時間
- 6:30~23:00(一部自治体では異なる)
マイナンバーカードを持っていない場合のデメリット
⚠️ 確定申告の手間が増える
- e-Taxを利用できないため、税務署に行く必要がある
⚠️ 青色申告の65万円控除が受けられない
- 紙での申告の場合、控除額は55万円に減る
⚠️ ふるさと納税のオンライン申請ができない
- ワンストップ特例申請をオンラインで行えないため、紙の書類を郵送する必要がある
⚠️ 住民票や印鑑証明書の取得が面倒になる
- 役所に行かなければならず、手間と時間がかかる
まとめ
マイナンバーカードを取得すると、確定申告をe-Taxで簡単に行えるだけでなく、さまざまな行政手続きがスムーズになります。特に、青色申告の65万円控除を受けるためには、e-Taxの利用が必須なので、マイナンバーカードを持っていない人は早めに申請しておきましょう。コンビニで住民票を取得できるなど、日常生活でも便利に活用できるため、取得して損はありません。