確定申告の方法には、「紙で申告する方法」と「電子申告(e-Tax)」の2種類があります。近年は、e-Taxを利用する人が増えており、特に青色申告の65万円控除を受けるためには、e-Taxの利用が必須となっています。ここでは、e-Taxのメリットや利用方法について詳しく解説します。
e-Taxとは?
e-Tax(イータックス)とは、国税庁が提供する電子申告システムのことです。これを利用すると、税務署に行かずにオンラインで確定申告を済ませることができます。
✅ 利用できる手続き
- 所得税・消費税の確定申告
- 青色申告
- 還付申告(税金の還付を受ける申請)
- ふるさと納税の寄付控除
e-Taxを利用するメリット
✅ ① 65万円の青色申告特別控除が受けられる
- 紙で申告すると控除額が55万円になるが、e-Taxなら65万円の控除が適用される。
✅ ② 税務署に行かなくていい
- 申告書を郵送したり、窓口で提出する手間がなくなる。
✅ ③ 24時間いつでも申告できる
- 確定申告の締切ギリギリでも、自宅から申告可能。
✅ ④ 還付金の振り込みが早い
- e-Taxで申告すると、紙の申告よりも2~3週間早く還付金を受け取れる。
✅ ⑤ データを保存しておけば翌年の申告が楽になる
- 1度入力した情報を翌年以降も使えるため、次回の申告作業が短縮できる。
e-Taxを利用するデメリット
⚠️ ① 事前準備が必要
- マイナンバーカードの取得や、事前設定が必要になる。
⚠️ ② 初回設定がやや面倒
- ICカードリーダーの準備や、e-Taxソフトのインストールが必要な場合も。
⚠️ ③ インターネット環境が必須
- パソコンやスマホで操作するため、ネットがないと使えない。
e-Taxの利用方法(準備編)
e-Taxを利用するには、以下の3つの方法があります。
方法 | マイナンバーカードが必要か | 追加機器 |
---|---|---|
マイナンバーカード方式 | 必要 | ICカードリーダーが必要 |
ID・パスワード方式 | 不要 | なし(税務署でID発行が必要) |
スマホ方式(マイナポータル連携) | 必要 | スマホのみで完結 |
✅ ① マイナンバーカード方式(推奨)
- マイナンバーカード+ICカードリーダーを使ってログインし、申告する方法。
- 青色申告の65万円控除を受ける場合は、この方法が必須。
✅ ② ID・パスワード方式(マイナンバーカード不要)
- 事前に税務署でID・パスワードを発行してもらえば、マイナンバーカードなしでe-Taxが利用できる。
- ただし、青色申告の65万円控除は受けられない。
✅ ③ スマホ方式(マイナポータル連携)
- マイナンバーカードとスマホを連携させて申告する方法。
- 会社員や副業の人におすすめ。
e-Taxの利用手順(申告編)
✅ STEP 1:マイナンバーカードとICカードリーダーを準備
- まだ持っていない場合は、市役所でマイナンバーカードを取得。
✅ STEP 2:国税庁の「確定申告書等作成コーナー」にアクセス
✅ STEP 3:必要な情報を入力
- 収入や経費を入力し、自動で計算された確定申告書を作成。
✅ STEP 4:電子署名を付与(マイナンバーカード方式の場合)
- マイナンバーカードをICカードリーダーで読み取り、電子署名を付与。
✅ STEP 5:e-Taxで送信して完了!
- 送信後、受付完了メールが届くので確認。
e-Taxを利用するためのおすすめ環境
💻 パソコンで利用する場合
- WindowsまたはMac
- Google ChromeまたはMicrosoft Edge(推奨)
- ICカードリーダーが必要(マイナンバーカード方式)
📱 スマホで利用する場合
- マイナンバーカードを読み取れるスマホ(iPhone 7以降、Android 7.0以降)
- マイナポータルアプリをインストール
よくあるe-Taxのトラブルと対処法
⚠️ マイナンバーカードが認識されない
➡ ICカードリーダーが正しく接続されているか確認。
➡ マイナンバーカードの有効期限を確認(5年ごとに更新が必要)。
⚠️ エラーコードが表示される
➡ 国税庁のFAQページでエラーコードを検索して対応。
⚠️ 還付金がなかなか振り込まれない
➡ e-Taxの受付システムで申請状況を確認。
➡ 申告後、1ヶ月以内に還付されるのが一般的。
e-Taxを使うべき人は?
✅ 青色申告の65万円控除を受けたい人
✅ 還付金を早く受け取りたい人
✅ 税務署に行かずに確定申告を済ませたい人
💡 逆にe-Taxを使わなくてもいい人
- 紙の申告に慣れている人
- マイナンバーカードを持っていない人(ID・パスワード方式ならOK)
まとめ
e-Taxを利用すれば、税務署に行かずに確定申告ができるだけでなく、還付金の受け取りが早くなるなど、多くのメリットがあります。特に、青色申告の65万円控除を受ける場合は、e-Taxの利用が必須です。初回設定はやや面倒ですが、一度導入すれば翌年以降の手間が大幅に減るので、積極的に活用しましょう。